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経済

2022年1月28日

21年の固定資産投資31%減、電子など落ち込む

 シンガポール経済開発庁(EDB)が1月26日発表した2021年の企業による固定資産投資(FAI)は、前年比31%減の117億9,500万Sドル(約1兆円)だった。新型コロナウイルス流行の影響で低迷。主力の電子が落ち込み、他にも化学や輸送エンジニアリング、精密エンジニアリングが前年を大きく下回った。
 
 FAIによる付加価値創出額は168億Sに半減。雇用創出は10%減の1万7,376件だった。
 
 FAIは分野別で、最大の電子が23%減の49億8,600万Sドルに縮小。ただ、減少幅が比較的小さかったことから、全体に占める割合は42%に上昇した。化学は76%減の9億8,000万Sドルと落ち込みが大きく、全体比は8%に低下。一方でバイオ医療は2.8倍の176億9,000万Sドルに拡大した。国・地域別では米国が全体の67%を占めて最大。これに欧州が13%で続き、日本は2%だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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