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政治

2022年1月5日

日本からシンガポール、PCR検査不要に

 2021年12月31日、シンガポール保健省(MOH)は、国境措置(水際措置)の変更について公表した。これにより、2022年1月7日23時59分(シンガポール時間)より、日本からシンガポールに入国する渡航者は、到着時PCR検査受検が不要となる。
 
 懸念材料のオミクロン株が世界的に表面化した際、関係省庁タスクフォース(MTF)は、オミクロンのシンガポールへの拡散リスクを軽減するためVaccinated Travel Lanes (VTLs)を利用した入国者への検査体制を強化することを発表。2021年12月30日現在、912人のオミクロン輸入症例を検出し、そのうち685人はVTL入国者への強化された検査体制によって検出されている。
 
 シンガポール政府は以前、すべてのVTL入国者は到着後7日目までCOVID-19検査を受け、まず4週間は、この強化された検査体制(検査体制は付属書を参照)を、厳格に遵守する必要がある(2022年1月2日まで)と発表した。この強化策は、VTL入国者のオミクロン輸入症例を検出し、その後の感染を軽減することに有効であることが証明されたため、強化された検査体制をさらに4週間延長。状況の変化に応じて見直される予定。
 
 また、以前からシンガポールへ入国するすべてのVTL以外の渡航者には、到着時検査(OAT)受検を義務付けていた。これは、新たな変異株につき解明するべく、オミクロン感染者を早期に発見するための取り組み。オミクロン株についてより多くの情報を収集した結果、VTL以外の渡航者は、住居または専用施設での7日間または10日間の隔離(Stay Home Notice (SHN))が必要だが、到着時検査(OAT)はもはや必要ないと評価された。さらに、これらの渡航者はSHN終了時にPCR検査を受検する必要があり、陰性でなければSHNを終えることができないため、さらに感染リスクを減らすことができる。したがって、1月7日23時59分(シンガポール時間)より、カテゴリー2(非VTL)、3、4の国からシンガポールに入国するすべての非VTL渡航者は、到着時にCOVID-19 PCR検査を受検する必要がなくなる。
 
 シンガポール政府は世界情勢の進展に伴い、COVIDレジリエントな国になるためのロードマップと並行して水際措置の調整を続けていく予定。シンガポールへの渡航の際に適用されるセーフ・トラベル・レーンのリストや、各レーンで適用される現行の水際措置及び変更事項は、Safe Travelのウェブサイトにて更新される。全てのレーンでカテゴリー1、2、3、4に分類された水際措置が適応されるわけではないため、渡航者は、必ずシンガポール入国時に利用するレーンと、それに従った国/地域の最新の水際措置をSafe Travelのウェブサイトで確認し、入国までに準備しておくことが奨励される。
 

提供:在シンガポール日本国大使館

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