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経済

2021年12月30日

首都空港の旅客輸送システム刷新、ペステックが受注

 電力設備のエンジニアリングを手がけるペステック・インターナショナルは12月27日、クアラルンプール国際空港(KLIA)のターミナル間で旅客を輸送するエアロトレイン(全自動無人運転車両システム=APM)の刷新と保守・運用を請け負うことで、空港運営会社のマレーシア・エアポート(MAHB)と契約を交わしたと発表した。受注額は7億4,300万リンギ(約204億円)。
 
 ペステックは設計から施工、試運転、保守・運用を行う。工期は来年3月半ばから3年間で、保守業務は2025年3月から10年間請け負う。将来に新ターミナルが建設された場合でも、エアロトレインが接続できるような柔軟な設計にするとしている。
 
 エアロトレインはKLIAのメインターミナルと別棟を結ぶ全自動の車両システム。現行システムは開港から23年間稼働しており、約3億人が利用した。老朽化により故障の頻度が増えており、刷新が必要となっていた。工事中の3年間は運行サービスを停止し、利用者のターミナル間の移動はバスで行う。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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