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社会

2021年12月23日

シンガポールで検出されたオミクロン65例のうち53例がVTL経由で到着

 12月20日(月)時点でシンガポールで確認された輸入オミクロン症例65例のうち53例は、ワクチン接種済みの旅行車線(VTL)を経由して到着したとシンガポール保健省(MOH)が発表した。
 
 このうち41例は到着時のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査で検出され、残りの12例はシンガポールの検査強化体制により検出された。VTLで帰国したオミクロン症例の90%以上は、国外から帰国したシンガポール人、永住者、長期滞在者であったという。
 
 12月22日(水)、MOHは、オミクロンの変種が出現して以来、輸入例が76例と過去最高を記録したため、VTLフライトおよびバスチケットの新規販売を1ヵ月間停止することを発表した。
 
 この措置は、12月23日(木)から1月20日(木)まで適用され、航空会社は、シンガポールへの旅行用の新しいVTL航空券を販売することができなる。また、販売停止はシンガポール~マレーシア間の陸路VTLを利用する場合にも適用される。ただし、既に航空券を購入した旅行者は、検疫不要の旅行スキームで旅行することができる。
 
 MOHは、今回の国境措置は、オミクロンの変種を研究し理解するための時間を稼ぎ、医療能力を強化し、より多くの人々がワクチンやブーストを受けるなど、防御を強化するのに役立つと述べた。
 
 VTL渡航者が7日間のCovid-19検査体制を義務付けられない場合、感染症法に基づく滞在通知と強制措置がとられる。MOHは、積極的な接触者追跡により、患者を囲い込み、後方への感染を減少させるという。
 
 同省は、オミクロンの疑い例と確定例の近親者はすべて、感染を最小限に抑えるため、専用の施設で10日間の検疫を受けると発表した。

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