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国際

2021年12月23日

シンガポールからのDC投資が増加、需要拡大で

 ベトナムでシンガポール企業によるデータセンター(DC)の投資案件が増えている。需要の高まりが背景にある。ベトナム・インベストメント・レビューが12月20日付で伝えた。
 
 2021年に認可された事業では、ワールドワイドDCソリューションズがホーチミン市のサイゴン・ハイテクパーク(SHTP)に設置する「ワンハブ・データセンター」があり、投資認可額は7,000万米ドル。シンガポール系のアセンダス・サイゴン・ブンドがSHTPに建設する施設「ワンハブ・サイゴン・コンプレックス」内に整備する。データセンターの延べ床面積は1万8,000㎡。21年にSHTP内で認可された案件では最大で、25年の稼働開始を目指す。
 
 インフラクラウド・キャピタルは中部ダナン市で1億米ドルを投じ、データセンターを建設する計画。11月にダナン・ハイテクパークと覚書を結んだ。
 
 調査会社マーケッツ・アンド・リサーチは、ベトナムのデータセンター市場が26年まで年平均14.6%で成長すると予想。サイバーセキュリティ―法に基づき国内でのデータ保管を求める動きが高まっていることや、より良質なデータサービスを利用者が望んでいることが要因としている。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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