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金融

2021年11月24日

DBSデジタルサービスの障害が再発

 DBS銀行とPOSBのユーザーが15時間以上にわたってサービスを受けられなかった「デジタルバンキングの問題」が、11月24日(水)の朝に再発した。
 
 DBSは、午前10時50分にFacebookの投稿を更新し、水曜日の早朝にサービスが復旧したと述べたが、残念ながら、昨日発生したデジタル・バンキングの問題が再発し、サービスに影響が出ているという。
 
 DBSは午前8時15分頃、火曜日の午前10時頃にサービスの停止が報告された後、午前2時の時点ですべてのデジタル・バンキング・サービスが復旧したと発表。しかし、一部のユーザーは午前9時の時点でもサービスにアクセスできず、DBSのFacebookページに長引く障害に対する不満を寄せた。
 
 障害監視サイト「Downdetector」によると、午前9時15分時点で360件以上の障害報告があった。Downdetectorは、プラットフォーム上でユーザーが投稿したエラーを含む一連の情報源からのステータスレポートを照合することで障害を追跡している。
 
 Facebookユーザーの男性は、モバイルアプリはいまだに同じエラー「デジタルサービスが利用できません」を表示しており、開始から24時間が経過しているという。
 
 別のユーザーの男性は、eNetsやPaynowなどのオンライン・バンキング・サービスにはまだアクセスできない。問題は修正されていないという。
 
 深夜0時頃、DBS PayLah!や電子商取引は利用可能だが、デジバンクサービスの復旧作業はまだ続いているという。
 
 DBSのインターネットおよびモバイルバンキングサービスの中断は、火曜日の午前10時頃に始まり、午後2時半頃にはDowndetectorで約600件の報告がなされた。DBSは復旧作業の一環として、火曜日の夜10時から11時まで、デジバンクや電子商取引などの一部のサービスを停止した。
 
 決済サービスを提供するNets社は、水曜日の午前9時頃、Facebookの投稿を更新し、同社のeNETSデビットサービスが完全に復旧したことを発表。ネッツ社は、火曜日の午後1時頃のFacebookへの投稿で、DBSのお客様向けのeNETSデビットサービスが一時的に利用できないとしていた。

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