CPF口座の最低金利を2022年末まで延長

　9月27日（月）、中央積立基金（CPF）委員会と住宅開発庁（HDB）は、特別口座、メディセーブ口座、退職金口座の資金に対する最低4％の金利を2022年12月31日まで延長すると発表した。この金利は今年の12月31日に失効する予定だった。
 
　55歳以下のCPF会員は、普通口座から2万Sドル（約164万円）を上限として、合計残高のうち最初の6万Sドル（約490万円）に最大5％の利息がつく。
 
　2021年の最終四半期には、普通口座の資金には最大で年3.5％、特別口座およびメディセーブ口座の資金には最大で年5％の金利が引き続き付与される。
 
　55歳以上のCPF会員は、普通口座から2万Sドルを上限として、最初の3万Sドルまでは年6％の利息がつき、次の30,000Sドルに対しては5％の利息が支払われる。
　会員の普通口座の余剰利息は、特別口座または退職金口座に入り、退職後の貯蓄を強化する。
 
　会員が55歳以上でCPFライフスキームに参加している場合は、CPFライフのための貯蓄を含め、両者の合計残高に対して追加の利息が発生する。CPFライフは、加入者が65歳になったときにスタートする、生涯にわたって毎月支払われる年金制度である。
 
　今年の10月1日～12月31日まで、普通口座の金利は年2.5％に維持される。
 
　HDB住宅ローンの優遇金利は、通常の口座の金利に0.1ポイント上乗せされているが、同期間中は年2.6％で変更はない。また、特別口座、メディセーブ口座、退職金口座の各口座については、今年12月31日まで年4％の金利が維持され