感染者増加に伴い、Primary 1～5の生徒に完全な家庭学習を実施

　Covid-19の症例が急増する中、すべての小学校では9月27日（月）から10月6日（水）の全国統一テスト (PSLE, Primary School Leaving Examination) 終了まで、初等1～5年生を対象に完全な家庭学習を開始する。
 
　9月18日（土）に発表されたシンガポール教育省（MOE）の声明によると、この措置は国家カリキュラムを提供する特別教育（Sped）学校にも適用する。これにより、医学的にまだ予防接種を受ける資格のない低学年の生徒をよりよく保護することができ、学校での感染のリスクを最小限に抑え、受験前に検疫命令や休学処分を受ける生徒の数を減らすためであるという。
 
　今年のPSLE試験は9月30日から10月6日まで行われる。小学校6年生は、昨年と同様、9月25日（土）から29日（水）まで試験前に勉強休みを取る。
 
　チャン・チュンシン教育相は、9月18日（土）のFacebook投稿で、「学生たちは困難な状況の中で国家試験を受けている。私たちは皆、彼らを支援し、学校のコミュニティを守るために自分の役割を果たさなければならない。」と述べている。
 
　家庭学習実施期間中、追加サポートを必要とする生徒のために学校はオープンする。在宅勤務ができない、あるいは代替ケアを確保できない保護者は、学校に支援を求めることができ、MOEの幼稚園、キンダーズ・ケア・サービス、学生用ケア・センターは通常通り運営される。
 
　同省は、すべての生徒および職員に対し、個人の衛生管理を継続し、安全管理措置を遵守し、社会的責任を果たすよう呼びかけ、必要に応じて学校の安全を守るための追加措置を実施するという。