シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPワクチン接種後、1週間ではなく2週間は激しい運動を避けるようにと...

政治

2021年9月17日

ワクチン接種後、1週間ではなく2週間は激しい運動を避けるようにと発表

 9月16日(木)、Covid-19ワクチン接種に関する専門委員会は、ワクチン接種を受けたばかりの特に若い人は、1週間ではなく2週間、重いものを持ち上げるような激しい運動を避けるべきだと発表した。
 
 mRNAワクチンを接種した後に軽度のアレルギー反応を起こした人も、2回目以降の同ワクチンの接種が可能であると、委員会は最新の勧告に追加した。シンガポール保健相(MOH)は、専門家委員会がさらなるワクチンの安全性データを検討した結果、これらの勧告を行ったと述べた。国内外のデータによると、心筋炎や心膜炎を発症するリスクはわずかであり、2回目以降の投与では若年層に多く見られ、どちらの症状も、女性よりも男性に多く見られる。
 
 シンガポール保健科学庁(HSA)は、以前に報告された症例のほとんどは、ワクチン接種後1週間以内に発生したものであったが、ワクチン接種後2週間以内に発生した症例の報告も受け始めている。ワクチン接種後の心筋炎や心膜炎はまれだが、30歳以下の若い男性に発生率が高い傾向があり、現在、ワクチン接種したばかりの人に2週間は激しい運動を避け、もしこの間に、胸の痛み、息切れ、動悸などの症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診するように勧告しているという。
 
 また、mRNAワクチンの初回接種後に軽度の皮膚反応が出て、追加接種ができないと判断された人でも、Covid-19 mRNAワクチンの安全性に関する国際的な証拠が追加されたことにより、2回目の接種が可能になった。その中には、接種後4時間以上経過しても軽度の皮膚反応が見られたが、他の症状は見られなかった人、発疹を伴わないかゆみや注射部位以外の赤い斑点などの非特異的な皮膚症状が見られた人、乾癬や湿疹などの基礎的な皮膚疾患の再燃が見られた人などが含まれていると専門家委員会はいう。
 
 オン ・ イェクン保健相は、9月14日(火)の国会で、約7,100人がCovid-19 mRNAワクチンの初回接種後にアレルギー反応を起こしたと述べた。これらの人々には、専用の公衆衛生プログラムの下でシノバックを2回接種してワクチン接種を完了するよう呼びかけたところ、3,900人が関心を示したという。
 
 専門委員会は、この新しい勧告により、より多くの人、特に過去に軽微な反応や非特異的な反応を示した人が、安全にワクチン接種を完了できるようになるとしている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPワクチン接種後、1週間ではなく2週間は激しい運動を避けるようにと...