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政治

2021年8月20日

国や地域をリスクに応じて4つのカテゴリーに分類

 シンガポールは、国や地域を4つのカテゴリーに分類し、カテゴリーごとに差別化された国境措置を実施する。シンガポール保健省(MOH)は、8月19日(木)滞在者のワクチン接種率が高いことが、旅行者に対してワクチン接種に応じて差別化された国境措置を導入するための基盤になると述べた。
 
 当局は、旅行者がどのカテゴリーに該当するかを判断する際に、シンガポール入国前の21日間の旅行履歴を考慮するという。旅行者が異なるカテゴリーの国・地域を訪問または通過する場合は、それらの国・地域の中で最も厳しい要件が適用される。
 
 カテゴリー詳細は、カテゴリーIはCovid-19の感染リスクが最も低い場所である。このカテゴリーに属する渡航先からの旅行者は、stay-home notice (SHN)なしで、シンガポールに入国できる。到着時にPCR綿棒検査を受けて、陰性であれば活動を行うことが可能である。カテゴリーIには、中国(江蘇省を除く)、ニュージーランド、台湾が含まれる。香港とマカオは、8月20日(金)の午後11時59分からこのカテゴリーに追加される。
 
 カテゴリーIIは、シンガポールと同様のCovid-19リスクプロファイルを持つ地域。このカテゴリーに属する地域からの旅行者は、7日間のstay-home notice (SHN)を受ける必要があるが、希望する宿泊施設で受けることができる。
 
 シンガポール国民、永住権保持者、長期滞在パス保持者は、条件が合えば、居住地で7日間のstay-home notice (SHN)を受けることができる。
 
現在、中国では江蘇省のみが該当する。オーストラリア、ブルネイ、カナダ、ドイツは、8月20日(金)の午後11時59分からこのカテゴリーに追加される。
 
 カテゴリーIIIは、Covid-19の感染リスクが高いと判断された地域。このカテゴリーに属する国・地域からのワクチン未接種の旅行者は、専用施設で14日間のstay-home notice (SHN)を受ける必要がある。ただし、完全予防接種旅行者は、専用のstay-home notice (SHN)施設に宿泊せず、自分で選んだ適切な宿泊施設で14日間のstay-home notice (SHN)を受けることができる。現在、オーストリア、イタリア、ノルウェー、韓国、スイスが対象である。ベルギー、デンマーク、日本、ルクセンブルグは、8月20日(金)の23時59分から追加される。
 
 カテゴリーIVは、Covid-19感染症のリスクが最も高いと判断される残りの地域。保健省によると、これらの国・地域からの渡航者は、専用施設で14日間のstay-home notice (SHN)を受けることが求められる。また、渡航者は検査体制にも従う必要があるという。

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