2021年8月18日
7月の輸出13%増、医薬品など伸びる
シンガポール企業庁が8月17日発表した2021年7月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比12.7%増の166億2,804万Sドル(約1兆3,400億円)だった。プラス成長は8カ月連続。主力の電子製品が2桁増を維持したほか、医薬品や石油化学製品が大きく伸びた。
全体の2割超を占める電子製品(15.0%増)は8カ月連続のプラス。パソコン(PC)が前月に続き大幅増だったほか、IC部品も高い伸びを維持している。電子の約5割を占めるICは2カ月連続の2桁増だった。一方、非電子製品(12.1%増)では医薬品(48.3%増)と石油化学製品(49.4%増)が急伸した。
主要国・地域への輸出は、最大の中国向け(58.5%増)が引き続き大幅に拡大。特殊機械が2.3倍に増えたほか、非貨幣用金や石油化学製品の伸びも全体を押し上げる要因となった。一方、2番目に大きい米国向け(50.7%減)は、前年同期に倍増していた反動もあって落ち込んだ。日本向け(22.5%増)は8カ月ぶりのプラスだった。
(提供:亜州ビジネスASEAN)