2021年5月5日
医療施設ひっ迫で保健省、野外病院を建設へ
一部地域で医療施設がひっ迫していることから、保健省は野外病院の建設を計画しており、国防省と協議を開始した。野外病院とは、負傷者を野外で治療する大規模な移動式救護施設を指す。
アダム・ババ保健相によると、新型コロナウイルス「Covid-19」感染者を受け入れている病院の負担を軽減するため、ウイルス感染以外の病人を受け入れる野外病院が必要だという。クランタン州とサラワク州での建設を計画している。
クランタン州のイザニ・フシン地方自治・住宅・保健委員長によると、Covid-19検査の陽性反応者数が増加しており、低リスク者用隔離・治療センター(PKRC)と病院の収容能力はほぼ限界にきている。
PKRCに入れないため自宅待機命令を受けた者は2,000人余りいる。このような状況のため野外病院が必要と判断したという。クランタン・トレードセンターには1,000人の患者を収容できるPKRCを整備する。
(提供:ASIA INFONET.COM)