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経済

2021年3月11日

多数のコンテナ船が入港待ち、貨物処理の遅れも

 コンテナ貨物の急増でシンガポール港において混雑が発生しており、コンテナ船が入港できるまでの日数が増えている。
 
 エネルギー関連情報の主要配信業者、S&P グローバル・プラッツによると、シンガポール港に2日以上、停泊した船舶は1月が1日47隻、2月が同52隻で、前年同月より60%増えた。コンテナ船が貨物を積み降ろすため待っていた時間も、以前は最長2日だったが、現在は推定5~7日。
 
 荷役サービスを提供するPSAによると、前例のないほどの貨物需要の急増、倉庫・海港など貨物を積み替える世界各地の物流拠点の混雑、コンテナからの荷降ろしの遅れ、空コンテナの不足、航行スケジュールの混乱で現在のような異常事態が発生している。シンガポールは貨物積み替えの主要港であるとともに、乗組員交代が行われる地であることも要因だ。
 
 混雑はシンガポールに限ったことではなく、米カリフォルニア州ロングビーチでは34隻のコンテナ船が停泊所待ちをしていたこともある。
 
 シンガポール発コンテナ運賃の上昇も見られる。優先船積み料金を上乗せした、北米東河岸行きスポット(随時契約)運賃は40フィートコンテナ(FEU)で1万~1万5,000米ドル。一方、香港、ベトナム発の同様の運賃は6,000~8,000米ドルだ。

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