シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP科目別大学ランキング、NTUは材料科学、NUSは石油工学で1位

社会

2021年3月5日

科目別大学ランキング、NTUは材料科学、NUSは石油工学で1位

 大学評価機関の英クアクアレリ・シモンズ(QS)は2021年版科目(研究分野別)世界大学ランキングを発表した。南洋理工大学(NTU)は材料科学でマサチューセッツ工科大学を抜き1位に、シンガポール国立大学(NUS)は石油工学で前年に続き1位の評価を得た。上位10位に入った科目数ではNUSが11位、NTUが13位。
 
 QSのベン・ソーター上級副社長は「つまるところ、シンガポール政府が大学基金を設けたのが2010年で、世界各地の大学を悩ませた、景気低迷を理由とした政府からの補助金削減という事態を回避した」とコメントした。
 
 高等教育制度の優秀さでは、米国、英国、スイスに次ぐ4位にランクされた。上位10位に入る科目数は24で、中国の6倍、日本の8倍。内訳はNUSが16科目。NTUが8科目。
 
 評価を上げたのは科学課程で、NUSのコンピューター科学・情報システム課程は12位から4位に、機械・航空工学・製造課程は11位から5位に上がった。
 
 QSは世界5,000の大学を対象に、学術面の評価、論文引用数、学部職員に対する学生の割合などを評価し順位を決めた。
 
 上位100位以内の科目数では、アジアだけの順位でソウル大学が45科目で1位、東京大学が43科目で2位だった。NUSは37科目、NTUは35科目。

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