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日系企業・社会

2021年3月4日

JFEエンジ、大学とバイオコークス実証

 JFEエンジニアリングは3日、バイオマスを原料とする代替燃料「バイオコークス」の実証事業をシンガポールで5月に開始すると発表した。近畿大学、現地の南洋理工大学(NTU)との3者共同で実施。NTUが所有する廃棄物焼却炉で燃料の一部にバイオコークスを使用し、エネルギー地産地消の実現や、未利用バイオマスを有効活用した廃棄物処理技術の確立を目指す。
 
 バイオコークスはバイオマスをコークス状に加工した燃料で、近畿大学の研究チームが開発。多種のバイオマスを原料として利用できる特長を持ち、二酸化炭素(CO2)の削減に寄与する燃料として注目を集めているという。シンガポールでは木くずなど木質系バイオマスの一部や、汚泥系バイオマスの大部分が未利用で、有効活用のための技術開発が課題となっている。今回の実証事業は、シンガポール国家環境庁(NEA)から補助金の交付を受ける。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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