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経済

2021年3月3日

港が混雑、船舶の停泊日数が拡大

 シンガポール港でコンテナ船の寄港増加による混雑が深刻化しており、これまで最大2日だった1万8000TEU(20フィートコンテナ換算)級の船舶の停泊日数が5〜7日に延びている。S&Pグローバルプラッツが1日伝えた。
 
 シンガポール港は世界の他の港湾と同様にコンテナ船の寄港と取り扱い貨物が大幅に増加しており、昨年9月以降、船舶はスケジュール通りの運航が困難になっていた。今年1月、2日以上停泊した船舶の数は1日平均46隻と、前年同月比で59%増加した。
 
 これに伴い、シンガポールから北米東海岸への1FEU(40フィートコンテナ換算)当たりの優先積載料金は1万〜1万5,000米ドル(約110万円~160万円)に上昇。ベトナムや香港などの地域の主要港に比べて6,000〜8,000米ドル(約64万円~86万円)高くなった。
 
 なお、3月1日に発表された東南アジアから北米東海岸と西海岸までの1FEU当たりの運賃は、5,500米ドル(約59万円)、4,500米ドル(約48万円)となった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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