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政治

2021年3月2日

警察の防犯カメラをさらに増設、次世代消防署も

 シンガポールのシャンムガム内相は省別予算に関する審議で、警察は島内全土に設置する監視カメラの台数をこの先3~4年間に増やすと発表した。2012年以降、警察は9万台近いカメラを、主要公共施設、住宅団地、地域センター、駐車場に設置してきた。
 
 シャンムガム氏はカメラを「大変革をもたらすもの」と表現。昨年12月までに4,900件の事件解決に貢献したと述べた。世論調査でも警察のカメラが目立つように設置されていることで、住民は安心感を覚えるとの結果が出ているという。
 
 このほかの取り組みでは、警察、民間防衛で構成する内務チームの科学技術部門はデータセンター、クラウド関連技術の開発に携わっており、今後3~4年間に数百人の研究者を雇用する。警察は人出の多い場所でパトロールに当たる人員を増やし、武装テロに備える。
 
 警察と麻薬取締局は捜査、事件管理方法をデジタル化する。これにより書類作成の手間を省く。
 
 北部ポンゴルで建設中の消防署は、センサー、自動化を多用した次世代消防署の第1号となる。
 
 刑期の終わり頃、刑務所でなく一般社会で受刑者を生活させる際、位置追跡のための機器を、くるぶしに装着するタグ方式から、デジタル腕時計風の機器に替える。

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