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経済

2021年2月22日

ホテル業の先行きを楽観、仏アコーがブティックホテルを開発へ

 外国人に対する入国制限で利用客が激減し、ホテル業界が厳しい経営を余儀なくされるなか、ホテル経営大手の仏アコー・グループは19日、「モンドリアン」ブランドのホテル(300室)を23年初頭、シンガポールに開業すると発表した。モンドリアンはアコーが買収した米SBEエンターテインメントグループが運営している。
 
 声明でアコーは「シンガポールの観光業に対する信頼を示す投資だ」とした。建設地はタンジョン・パガーのダクストン・ヒル。
 
 ホテル開発計画はほかにもあり、ファー・イースト・ホスピタリティーは324室のホテル「クラン」を、アスコットは169室と135室の「シタディーン」ブランドのホテルを2年以内に開業する。
 
 モンドリアンの建設工事はクレイグ・ロード・プロパティー・ホールディングスが受注した。設計はシンガポールを代表する建築設計事務所のDPアーキテクツとスタジオ・カーター。ショップハウス(1階が商店で2階から上が住居の建物)をモチーフにした建物にする。屋上にはプール、バーを整備する。
 
 アコーは、ドミニカ共和国、ドイツ、モルディブ、プエルトリコ、スイス、タイ、ベトナムでもモンドリアンホテルを開設する。

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