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政治

2021年2月19日

入国後の隔離不要の商談・宿泊施設を開所、3月から運用開始

 シンガポール入国後、隔離不要でシンガポール在住者と商談や会議を持つことが可能な施設「コネクト@チャンギ」の第1期工事が終わり、18日、建設地のシンガポール・エキスポで開所式が行われた。この種の施設は世界でおそらく初めて。
 
 会議室の数は40で、最少は4人向け。最多は22人向け。年内にすべての工事を終える予定で、最多1,300人の旅客を収容できる。
 
 施設を利用する入国者は施設内滞在と定期的ウイルス感染検査を義務付けられる。客室料金は384Sドルからで、3回の食事、ミニバー、洗面用具、Wi-Fiサービス、空港との移動、ウイルス検査料込み。
 
 旅客は空港で感染検査を受け、結果が判明する6時間後まで客室内にとどまる。陰性が確認されると会議室を利用できる。
 
 会議室はシンガポール側出席者が利用するスペースとガラスで仕切られている。客室では従業員と客との接触回避のため食事は室外の棚に置く。室内清掃はチェックアウト後のみ。清掃人は防護具を身に付け作業する。
 
 事業推進母体は国営テマセク・ホールディングスを中心とする連合体で、アスコット、チャンギ・エアポート・グループなど政府系企業が参加している。

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