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国際

2021年2月4日

世界経済フォーラム特別年次総会、シンガポール開催を8月に延期

 世界経済フォーラム(WEF)は5月に予定していた、シンガポールでの特別年次総会を8月17~20日に延期すると発表した。延期はこれが2回目。
 
 3日夜の声明でWEFは、シンガポールにおいてコロナウイルスCovid-19の感染者は少数にとどまっているが、世界的な流行の抑制が困難になっていると説明した。旅行、隔離規則が各国によりまちまちで、シンガポール入国までに必要な準備期間が長くなっているという。シンガポール通産省は、WEFが直面している困難は理解できるとし、延期に同意したことを明らかにした。
 
 年次総会は例年、スイスのダボスで開催されるが、ウイルス感染拡大を背景にシンガポールでの開催が決められた。会合ではパンデミックからの立ち直りと、より包括的、持続可能な世界を構築するための基盤作りを話し合う予定だ。会場はマリーナ・ベイ・サンズ。
 
 感染対策では、健康科学庁は米モデルナ製ワクチンのシンガポールでの使用許可を決定した。3月に最初のワクチンが到着の予定。シンガポール当局は既に、ファイザー・ビオンテックのワクチンの使用を承認している。モデルナのワクチンは零下20度での保管が必要。ファイザー・ビオンテックのワクチン同様、遺伝子の断片を入れたワクチンだ。

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