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社会

2021年2月3日

買い物客でごった返すチャイナタウンウエットマーケット

 チャイナタウン・コンプレックスにある、中国文化の色合いを濃く残したウエットマーケットは2日、正月用食材を求める人でごった返した。北部ウッドランズや西部のクレメンティから来たという買い物客もいた。
 
 12日から始まる春節の祝膳に用いる海産物、スチームボート用食材などの購入が目的で、朝、入り口前には約120人が順番待ちをしていた。入場者数は最多300人に制限されている。混雑が緩和した11時半には入場規制は解除された。
 
 主婦のシム・メイリンさんはヨントウフ(酿豆腐)に使う練り製品を購入するため20分、店の前で順番待ちをしたという。ほかでは入手できない食材だからだ。ウッドランズから来たヒー・ロイスンさんは、毎年ひいきにしている魚屋でマナガツオとハタを購入した。
 
 野菜を売っている店では行列は短かった。魚、エビは冷凍保存できるが、野菜は長期保存に向かないためだ。
 
 買い物客の増加を予想しチャイナタウンなどではセーフディスタンシングを指導するアンバサダー(監視員)数が増やされており、巡回頻度も多くなっている。パゴダ・ストリート、テンプル・ストリート、トレンガヌ・ストリートの露店によれば、セーフディスタンシングアンバサダーの巡回監視は1日8回に及ぶこともある。

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