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経済

2021年1月25日

20年の新車販売1割減の53万台、08年以降で最低

【マレーシア】マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2020年の国内新車販売台数は、前年比12.4%減の52万9,434台だった。新型コロナウイルス流行で販売が細り、08年以降で最低となった。ただ6月半ばから乗用車の販売サービス税(SST)が減免されたことで年後半は回復。MMAはこの傾向が続き、21年の販売が7.7%増の57万台に拡大するとみている。1月22日付各紙が伝えた。
 
 新型コロナ対策の活動制限令(MCO)で販売店が閉鎖された4月は、新車販売が141台に落ち込んだ。ただ事態改善とともに徐々に回復。政府が6月半ばからSSTを国内生産車について100%免除、輸入完成車(CBU)について50%減額したことが追い風となった。
 
 20年の販売は車種別で、乗用車が12.6%減の48万965台、商用車が10.4%減の4万8,469台だった。メーカー別では、国産車メーカーのプロドゥアが22万163台で8.4%減少したものの、シェア41.6%で首位を維持。2位の同プロトンは10万8524台で、前年からシェアを3.9ポイント増やして20.5%とした。これにホンダが6万468台、トヨタが5万8510台、日産自動車が1万4,160台で続いた。
 
 20年の生産台数は前年比15.1%減の48万5,186台。MCOの影響で4月に275台に落ち込んだが、その後は回復している。

12月は過去5年で最高


 20年12月の販売は前年同月比25.5%増の6万8,836台。19年6月以降で初めて6万台を超え、15年12月以降で最高となった。生産台数は5万5,860台で、27.9%増加した。
 MAAは、政府がSST減免措置を21年6月末まで半年延長したことで、販売回復が続くと分析。21年の販売は乗用車が6.7%増の51万3,000台、商用車が17.6%増の5万7,a000台に拡大すると見込んでいる。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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