シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPワクチン接種しない社員の配置換えは不要、ガン保健相が言明

政治

2021年1月5日

ワクチン接種しない社員の配置換えは不要、ガン保健相が言明

 【シンガポール】国会が4日再開された。ガン・キムヨン保健相は、ワクチンを接種しない社員はウイルスにさらされる危険性を減らすため配置換えなどの措置が必要かとの議員の質問に対し、地域社会での感染の再拡大がない限り、そうした措置は不要と言明した。ただ、すべての社員はマスク着用などの予防措置を継続する必要があるという。
 
 研究者やラボラトリーで働く職員など新型コロナウイルスに接触する可能性の高い職場で働く者については、通常のワクチン接種計画とは別枠での接種を検討するという。
 
 ワクチン接種が原因で深刻な副作用が生じた者に現金を給付する支援プログラムを保健省は導入する。ファイザーとビオンテックのワクチンでは、注射部位の痛み、疲労、熱、筋肉痛、頭痛が確認されている。
 
 ワクチン接種は任意で、アレルギーが深刻な人は接種しないことを同省は勧告している。
 
 ワクチン接種計画はもっと迅速に行うべきとの議員の質問に対しガン氏は、安全を最優先すると表明。「ワクチンが安全、有効で、接種による利益が副作用というリスクよりまさると判断された場合のみ健康科学庁(HAS)は新型コロナウイルスのワクチン接種を許可する」と述べた。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPワクチン接種しない社員の配置換えは不要、ガン保健相が言明