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経済

2021年1月5日

20年の中古車販売、前年横ばいの約40万台

【マレーシア】マレーシア自動車信用組合連合会(FMCCAM)は、2020年の中古車販売台数が前年とほぼ横ばいの40万台だったとの推計を発表した。新型コロナウイルス禍で特に3〜5月に大きく落ち込んだが、政府が6月半ばから乗用車の販売サービス税(SST)を減免し、また銀行ローンの返済猶予期間を6ヵ月設けたことで、年後半は販売が上向いた。ザ・スター・オンラインが伝えた。
 
 6月単月の販売は前年同月比で80%増加。政府が同月半ばから国産乗用車についてSSTを全額免除、輸入車について半額としたことから販売が伸びた。また4月から銀行ローンの返済猶予期間を設けたことも追い風となった。
 
 7月の販売は20%増、8月は25%増と大幅な伸び。ただローンの返済猶予期間が9月末に終了したことで、10月以降に伸びは鈍化し、11月と12月は18%前後の増加となった。
 
 FMCCAMのトニー・コー会長は、新型コロナ流行で景気が落ち込んだが、公共交通機関の利用を控える傾向から自家用車への関心が高まったと指摘。新車よりも安い中古車の販売が伸びたとしている。
 
 コー会長は21年の中古車市場について、ワクチン接種率により大きく動向が左右するだろうと指摘。普及スピードが速ければ向こう2〜3年は市場が拡大するとみている。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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