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社会

2020年12月25日

SIA客室乗務員、ロンドンからの便は重装備で対応

 英国でコロナウイルスの変異株が検出されたことを受け、シンガポール航空(SIA)は12月23日から、ロンドン・ヒースロー空港発の直行便で客室乗務員に医療用N951マスクと、身体全体を覆う防護服の着用を義務付けた。変異したコロナウイルスの感染力は高いとされるが、世界保健機関(WHO)欧州本部によれば、より毒性が高まっているとの証拠はない。
 
 客室乗務員は帰国後、ウイルス感染検査を受けなければならず、陰性が確認されるまで次の任務に就けない。
 
 英国で検出された変異株は感染性が70%高いとされる。このためシンガポール当局は国民と永住者に対しては帰国時の感染検査と、14日間の自宅待機を義務付け、それ以外の者による長期・短期目的の入国、乗り継ぎを拒否する。過去14日間に英国に滞在していた者が対象。
 
 乗り入れ先の都市で一泊する必要がある乗組員の感染予防では、SIAはバスをチャーターし、市中心部から離れたホテルに宿泊させている。
 
 乗組員は居場所を確認できる機器の携行、定期的検温を求められる。ホテルからの外出は禁止。

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