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政治

2020年12月23日

祝祭期間中の監視・執行を強化、「安全管理を緩めない」

 シンガポールのウイルス感染対策特別班のローレンス・ウォン共同議長(教育相)は22日の記者会見で、祝祭シーズンが迫っており、住民がウイルスへの警戒を緩めないよう、この先数週間の週末、監視、執行を強化すると発表した。人が集まりやすい人気スポットでソーシャルディスタンシングの指導に当たるアンバサダーと執行官の配置数を増やす。
 
 ウォン氏は「警戒を緩めることはできない。すべての住民に、それぞれの責任を果たし、規則を守るよう求める。シンガポールはもう安全だから、もっとリラックスして、多人数での集まりを楽しみたいと思える時期には至っていない」と述べた。
 
 シンガポールは28日から、行動規制解除後の第3段階に移行するが、ウォン氏は、こっそり多人数の集まりを試みるのは、当局の目を逃れても、自分や家族を危険にさらすものだと強調した。
 
 先週末の取り締まりで持続可能性・環境省は5軒の飲食施設に業務停止を命じた。5人以上での会食、またはグループ同士の交流の許容、10時半以降の酒類の提供が理由だ。第2段階の今は、個人宅以外の場所での5人を超える集まりは禁止されている。ほかに16店と36人の個人が、他人との距離確保など安全管理措置を守らず、罰金を命じられた。

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