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経済

2020年12月22日

「働きがいのある会社」、大多数は多国籍企業

 世界60カ国以上で従業員意識調査を行い、調査結果をもとに「働きがいのある会社」ランキングを発表している機関「働きがいのある会社」はシンガポールを拠点とする「働きがいのある会社」13社を発表した。多くが多国籍企業だった。
 
 従業員の「声」と会社の「施策」を調査・評価したランキングで、中堅・大企業では10社、小規模企業では3社が選ばれた。
 
 授与式が21日行われ、ヘン・スイーキアット副首相は、パンデミックのさなかにあって働きがいのある会社は、従業員の身体面だけでなく精神面の健康にも配慮する組織だと述べた。
 
 中堅・大企業の10社は1位から順に、DHLエキスプレス(シンガポール)、シスコ、クラウドコンピューティングのセールスフォース、医療機器のメドトロニック、製薬のアムジェン・シンガポール、人民行動党(PAP)コミュニティー財団、マイクロン・セミコンダクター・アジア、警備のサーティス、ヒューレット・パッカード、デリバリーのフードパンダ。
 
 「働きがいのある会社」のエブリン・クエック地域代表は「雇用主は自社ビジネスの枠を超えた思考を持ち、従業員に共感を示し、常に耳を傾けることが重要だ」とコメントした。一例としてPAPコミュニティー財団では経営陣が週1回、従業員に励ましのメッセージを送っているという。
 
 従業員100人未満の小規模組織では、照明のシグニファイ・シンガポールなど3事業所が選ばれた。

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