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政治

2020年12月22日

リゾート・ワールドのホテル、安全管理対策違反で制裁

 シンガポール政府観光局(STB)は21日、リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)のホテル2軒に1カ月間の予約受け付け禁止を命じた。客同士の安全な距離確保の規則を守らなかったためだ。
 
 制裁を受けたのはビーチ・ビラとエクアリアス・ホテルで、1月21日まで予約をとることを禁じられた。既に予約している客を宿泊させることは許容される。
 
 STB執行官によると、ビーチ・ビラでは10月10日、少なくとも15人が離れ屋式の客室(2階建て)に集まった。ホテルに客として予約していた者は4人。安全管理対策では客室での個人の集まりを5人までとしている(同一家庭の場合は別)。同ホテルは入館時の体温測定、接触者追跡を可能にするセーフエントリーも実行していなかった。
 
 エクアリアス・ホテルでは11月17日、客室に16人が集まった。うち客として予約していたのは3人。ホテルはセーフエントリーや検温も行なわず、客室に5人以上が集まらないよう注意喚起も行わなかったという。
 
 これまでに安全管理違反で10軒のホテル、ホステルが罰金処分を受けた。これにはクラウン・プラザ・チャンギ・エアポート、フラマ・リバーフロント・シンガポール、ギャップ・イヤー・ホステル、STシグナチャー・ジャラン・ベサル・ホテルが含まれる。

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