2020年12月18日
銅線のタウィン、医薬品メーカーに3割出資
銅線メーカーのタウィン・ホールディングスは、地場の医薬品メーカーであるロイス・ファーマ・マニュファクチャリングの株式32.5%を2,085万リンギ(約5億3,200万円)で取得することで合意した。国内外の人口増加や高齢化、新型コロナウイルス流行などにより医薬品需要が拡大する中、成長を見込めるとみて投資を決めた。
タウィンは銅線製造が本業だが、健康部門の子会社を通して銅の抗菌性などを医療・健康器具に生かすための研究を行っており、今回の資本提携でこの分野を長期的に成長させたい考え。ロイス・ファーマの大株主であるポリー・ラボから発行済み株式22.8%を1,464万リンギ(約3億7,400万円)で買い取るほか、新株9.7%を621万リンギ(約1億5,900万円)で取得する。資本提携後の初年度と翌年度に各1,000万リンギ(約2億5,500万円)の利益保証を取り付けた。
ロイス・ファーマは、医薬品65種の製造認可を医薬品管理庁(DCA)から受けており、25種については政府系医療機関に供給。また医療器具も製造している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)