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金融

2020年12月8日

個人の金融情報をまとめる政府サービスを開始、国民が対象

 銀行預金残高や中央積立基金(CPF)口座情報など、自身の金融情報を単一のプラットフォームで見ることのできる、政府が提供するデジタルサービスの「シンガポール金融情報エクスチェンジ(SGFinDex)」が7日、導入された。
 
 発表に当たったヘン・スイーキアット副首相は、個人が身分証明書を使いログインし、自身の財務・金融情報を集めることを許可する公的デジタルインフラは世界初と述べた。
 
 国民向けサービスで、デジタル式身分証明システムのシングパスを基盤にしている。利用するには、まず情報移転に同意し、利用する銀行や政府機関が管理する情報(口座残高、クレジットカード、借入金、投資)をデジタルプラットフォームに移転する。
 
 参加銀行はDBS、OCBC、大華銀行(UOB)、シティバンク、HSBC、メイバンク、スタンダード・チャータード銀行。
 
 政府機関では、CPF、住宅庁(HDB)、内国歳入庁(IRAS)に保管されている個人の金融情報を、政府のワンストップデータプラットフォームのマイインフォから検索できる。
 
 集積した金融情報は政府が新たに設けたファイナンシャルプランニングサイトの「マイマネーセンス」あるいは参加銀行のファイナンシャルプランニングサイトまたはモバイルアプリから閲覧できる。

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