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経済

2020年11月23日

テーマパーク&娯楽施設、2ヵ月で5億リンギの損失

 マレーシア国内のテーマパークや家族向け娯楽センター(FEC)は、大部分の州で条件付き行動制限令(CMCO)が発令されたことから、10、11月のわずか2ヵ月足らずの間に5億2,000万リンギ(約132億円)の損失を被ったと推定している。
 
 90ヵ所のFECが加盟するマレーシア・アミューズメント・テーマパーク&ファミリー・アトラクション協会(MAATFA)のリチャード・CK・コー会長によると、ある大手ウォーター・テーマパークの場合で、一ヵ月に最低200万リンギ(約5,100万円)あった営業収益が失われた上に、家賃や人件費のために月々200万リンギの出費を強いられている。他の事業者はそれほどではないにしろ、最低でも月々100万リンギ(約2,500万円)の損失を被っているという。
 
 FECの場合には特に閉鎖・清算を強いられるリスクが確実に高まっており、小規模なFECが10~20ヵ所、面積3,000平方フィート以上の大型FECも10~15ヵ所すでに閉鎖されている。
 
 コー会長は先ごろ発表された来年度予算案の中に社会保障機構(SOCSO)の賃金助成金制度を除けばFEC業界に利益をもたらす内容は盛り込まれていないと指摘。業界が完全に回復するには3年から5年かかると悲観的な見方を示した。
 
 サンウェイ・テーマパークの場合、新型コロナウイルス「Covid-19」流行前には平日に平均2,000人、週末には1万~1.5万人が来場していた。3月の行動制限令(MCO)発令によってほぼゼロまで落ち込んだ後、大幅に規制が緩和された今年第3四半期には週末の来場者が4,000~5,000人まで回復していた。

(提供:ASIA INFONET.COM

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