シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPDBSが支店の3分の1を衣替え、セルフ方式で終日利用可能に

金融

2020年11月13日

DBSが支店の3分の1を衣替え、セルフ方式で終日利用可能に

 シンガポール最大手銀行のDBSは1年~1年半後をめどに支店の少なくとも3分の1を、セルフ方式で各種サービスを利用できる、1日24時間営業の店にする。店にはデジタルサービスの利用方法を教える「デジタルアンバサダー」と、財産形成の相談に乗る顧客担当を置く。
 
 このタイプの1号店が10月、高島屋ショッピングセンターに開設した支店で、ガーディアン・ファーマシーと売り場スペースを共有している。小売店とのスペース共有は初めて。
 
 同支店にはディスプレー装置付きATMが整備されており、客はデビットカード、クレジットカードの交換、申請ができる。助けが必要な場合、窓口係に画面を通じ相談できる。タッチスクリーンでは、客は財形のための金融商品を調べ、情報を入手できる。
 
 DBSシンガポール業務責任者のシー・ツェクーン氏は「ウイルス禍で多くの人の銀行サービスの利用方法が変化した。新タイプの支店はデジタル銀行サービスを補完するもので、人との触れ合いを残す」と語った。
 
 小口銀行業務担当のジェレミー・スー氏は小売業者とのスペース共有を今後増やす意向を表明した。小売り、飲食、接客業はウイルス禍の影響を受け、店舗面積で不要なスペースが生じており、有効利用の必要があるためだ。

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