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経済

2020年10月28日

20年のGDP5.5%減予測、経済研究所が下方修正

 マレーシア経済研究所(MIER)は、2020年の国内総生産(GDP)成長率予想をマイナス5.5%に下方修正した。4月発表では最悪のケースでマイナス1.0%を予想していた。第2四半期の実績がマイナス17.1%と想定以上に経済が縮小したことを考慮。また新型コロナウイルス感染症の再流行に伴い首都圏で10月に「条件付き活動制限令(CMCO)」が施行され、活動制限が再び厳格化されたことや、政府による中小企業への追加支援がないことも要因としている。ザ・サン・デイリーが10月26日付で伝えた。
 
 20年第3〜4四半期の成長率は2.0〜2.5%のプラスを予想。ただ政府による景気刺激策の実行具合により多少左右されるとみている。失業率は3.7〜4.5%で安定すると予想。ただし企業に対する融資返済猶予期間の延長措置を年末まで引き延ばすことが必要としている。
 
 MIERは、21年の成長率は反動により5.2〜6.7%のプラスに跳ね上がると予想。ただし、新型コロナ第1波が収まるのに半年程度かかったことを考えると、現在の第2波の影響を拭えるのは21年第1四半期になるとみている。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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