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経済

2020年10月26日

ナノフィルが1部上場へ、久しぶりの大型IPOに

 コーティングシステムのナノフィルムテクノロジーズが新規株式公開(IPO)の目論見書を公開した。1株2.59Sドル(約200円)で株式を公開する。総額4億7,000万Sドル(約363億円)のIPOだが新株式は7,720万株で、会社に入る額は1億9,090万Sドル(約147億円)。残りは株主による売り出し株。
 
 シンガポール取引所1部に上場する。1部上場案件は3月以来。不動産投資信託(REIT)以外ではここ数年で最大規模のIPOだ。
 
 ナノフィルムは南洋理工大学(NTU)を基盤とする会社。創業者のシ・スー会長は6,090万株を売り出し、1億5,770万Sドル(約122億円)を手にする。リー最高経営責任者、ウェイ取締役も保有株を売り出す。
 
 コーナーストーン投資家として株を購入するのは、国営投資会社テマセク・ホールディングス、マレーシアの従業員積立基金(EPF)、アバディーン・スタンダード・インベストメント、AIAインベストメント・マネジメントなど。
 
 ナノフィルムの顧客には、富士ゼロックス、ニコン、キヤノン、華為(ファーウェイ)、マイクロソフトが含まれる。

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