2020年10月14日
8月の失業率4.7%、前月から横ばい
マレーシア統計局が10月13日発表した2020年8月の失業率は4.7%となり、前月から横ばいだった。1986年以降で最悪だった5月の5.3%から2ヵ月連続で改善していたが、その後高止まり。前年同月からは1.4ポイント悪化した。新型コロナウイルスの流行とその対策である活動制限令(MCO)で経済活動が停滞した影響が残っている。
失業者数は74万1,600人で、前月から0.5%減少。ただ前年同月からは42.6%増加した。労働力人口は1,590万人で前年同月から1.2%増加。就業者数は1,515万人で前月から0.5%増加したものの、前年同月から0.2%減少した。労働参加率は68.4%で、前月から0.3ポイント上昇、前年同月から0.3ポイント低下した。
失業率は17年8月以降に3.3〜3.4%で推移し、19年10月に3.2%へ低下。その後は20年2月まで3.2〜3.3%で推移したが、新型コロナ禍で3月以降は高い水準にある。
(提供:亜州ビジネスASEAN)