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政治

2020年10月1日

HDB駐車場の屋上菜園入札を6社が落札、年1600トンの野菜を生産

 シンガポール住宅庁(HDB)が所有するタワー型駐車場9棟の屋上を菜園用に提供する入札で、シンガポール食品庁(SFA)は6社に授与すると発表した。最長3年間、貸与する。
 
 最高額の年9万Sドル(約697万円)の札を入れたのはITメン・ランドスケープ・アンド・コンストラクションで、ジュロン・ウエストの2区画を落札した。面積は3,311平方メートルと2,974平方メートル。
 
 ほかに、チョアチューカン、タンピネス、ホーガン、アンモキオ、トアパヨ、センバワンの駐車場屋上が授与された。
 
 SFAのリム・コクタイ最高責任者によれば、落札者の提案には、水耕栽培、立体栽培、ブロックチェーン利用など斬新なアイデアが含まれている。合計で年1,600トンの野菜を生産できるという。
 
 政府は2030年までに食糧自給率を30%まで高める方針を示しており、SFAはさらに多くのHDB駐車場屋上を菜園に転換する。
 
 アンモキオの区画(3,171平方メートル)を落札したアビーファームは管理を完全自動化した温室を建設する。空心菜、キノコ類、メロン、イチジクなど年間200トンの野菜、果実生産を計画している。

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