2020年10月1日
豪州、ベトナムからの観光客を受け入れへ、シンガポール発着のクルーズも
シンガポール政府は豪州(ビクトリア州を除く)とベトナムに対する入国制限を8日付で解除すると発表した。両国からの旅行者はレジャー目的でシンガポールに入国することができるが、事前に入国許可を取得する必要がある。入国後PCR検査を受け陰性反応であれば直ちに活動を開始できる。両国からシンガポールに帰国する市民、永住者、長期滞在者も検査を受ければ7日間の自宅待機を免除される。
ベトナムでは新型コロナウイルスの感染が抑制され、また豪州でもビクトリア州を除き感染者が10万人当たり0.02人と極めて少なく、感染者がシンガポールに入国する可能性は極めて低いと判断した。
一方的措置だが、オン・イエコン運輸相はフェイスブックへの投稿で「両国ともシンガポールの措置を評価しており、条件がそろえば、シンガポールからの旅客に対する入国制限の解除を検討すると思う」と期待を表明した。
国内観光の立て直しでは、政府観光局(STB)はシンガポール発着のクルーズ船ツアーを許可する意向で、船級協会のDNV・GLシンガポールを、衛生・安全面の認証機関に指名した。いつツアーを容認するかは不明。