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政治

2020年9月28日

日本とのレジデンストラックを30日に開始、ウイルス国内感染はなし

 シンガポールと日本の外務省は9月25日、ビジネス上必要な人材などの出入国を例外的に認める措置のうち、レジデンストラックを30日に開始すると発表した。
 
 レジデンストラックは駐在員の派遣、交代など主に長期滞在者用の往来枠で、入国・帰国後の14日間の自宅待機が義務付けられる。30日までに両国外務省が、利用できる人の要件、手続きなどをホームページに掲載し、同日から受け付けを開始する。
 
 両国外相が先に会談し、11日、ビジネス上必要な人材、公務員の出入国に関し合意し、主に短期出張者向けのビジネストラックを18日に開始していた。ビジネストラックでは入国後の行動計画書の提出が必須だが、行動範囲を限定した形で入国後、PCR検査で陰性反応であれば直ちに行動を開始することができる。
 
 シンガポールにおける新型コロナウイルスの感染状況は、27日に確認された陽性反応者は15人で、うち10人がドーミトリーに住む外国人労働者、5人が最近入国した永住者と外国人労働者。地域社会での陽性反応者はゼロで、新たなクラスターの発生はない。
 
 地域社会でのここ2週間の陽性反応者は1日当たり1人かゼロで安定している。累計で、PCR検査で陽性反応の人は5万7,700人で、5万7,352人が回復し通常生活を送っている。

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