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経済

2020年9月28日

上期の投資認可額3割減、FDIが低迷

 マレーシア投資開発庁(MIDA)は9月24日、2020年上半期の投資認可額が647億9,000万リンギ(約1兆6,400億円)だったと発表した。前年同期を3割下回る水準。新型コロナウイルス流行の影響で外国直接投資(FDI)が停滞し、国内直接投資(DDI)が全体の7割を占めた。全産業を合わせた認可数は1,725件で、3万7,000人以上の雇用創出が見込まれている。
 
 外国直接投資(FDI)は195億リンギ(約4,930億円)と、前年同期の半分以下に減少。一方、DDIは453億リンギ(約1兆1,450億円)に増加した。FDIは国別で、◆シンガポール=49億リンギ(約1,240億円)◆スイス=28億リンギ(約708億円)◆中国=22億リンギ(約556億円)◆米国=22億リンギ(約556億円)◆タイ=18億リンギ(約455億円)――の順に多かった。全体の産業別内訳は、製造業が356億8,000万リンギ(約9,020億円)、サービス業が286億4,000万リンギ(約7,240億円)、農鉱業が4億7,000万リンギ(約119億円)。製造業は3.0%減と小幅な落ち込みで、サービス業の低迷が顕著だった。
 
 製造業ではFDIが178億リンギ(約4,500億円)と、前年同期から33.7%減少。一方のDDIは79.8%増の179億リンギ(約4,530億円)に拡大した。業種別では石油化学の136億リンギ(約3,440億円)が最も大きく、機械・設備が52億リンギ(約1,315億円)、電気・電子が50億リンギ(約1,264億円)で続いた。製造業全体で約2万7,000人の雇用創出が見込まれる。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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