職場での勤務規制を28日から緩和、6歳未満はマスク不要に

　シンガポールのコロナウイルス対策班共同議長 ガン・キムヨン保健相は23日の記者会見で、地域社会での感染は抑制されているとして、経済・社会活動の制限を緩和すると発表した。また6歳未満の子どもは28日からマスク着用を義務付けられない。
 
　同日以降、感染防止のための措置継続を条件に、企業は職場で勤務する職員数を増やすことができる。セミナー、慰労会、定例株主総会など業務にかかわる行事は社内開催を条件に、最多50人で実施できる。しかし食事会、ダンスパーティーなど多人数が集まる社交行事は、開催場所を問わず、これまでどおりできない。
 
　行事で飲食の提供は原則禁止だが、食事の提供が必要とみなされる場合、着席して銘々に食事を提供する方式をとる。
 
　自宅作業が可能な社員について雇用者は、就労時間の少なくとも半分を自宅作業としなければならない。自宅作業が可能な社員の半分以上が同時に職場にいてはならない。
 
　出勤を時差にするなどフレックス勤務を雇用者は採用しなければならない。職場では異なるチーム同士の接触は避ける。密集を避けるため机、会議室の椅子は隣と1メートル以上離さなければならない。
 
　10月3日からは宗教団体における集団礼拝は100人を限度に認める。結婚式、結婚披露宴も100人まで可能だが、最多50人のグループに分けなければならない。