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経済

2020年9月17日

取締役会多様性インデックスを発表、1位はシングテル

 女性の登用、独立性など取締役会の多様性を測る「シンガポール取締役会多様性インデックス」が初めてまとめられ、16日発表された。最高の評価だったのは通信のシングテルで、2位はシンガポール取引所(SGX)、3位は政府系不動産投資信託のメープルツリー・コマーシャル・トラストだった。
 
 コンサルティング、保険ブローキングなどを提供するウイリス・タワーズワトソンがシンガポール重役会(SID)の協力を得て作成した。
 
 SGXに上場している704社を対象に、年次報告、ホームページ、調査報告から得られた情報を基に、性別、年齢、在任期間、取締役の独立性、文化・民族性、国際経験、専門技術、業界知識の8分野について多様性を評価した。
 
 SGXの規則では、2022年1月1日までに、社外立取締役は取締役会の3分の1以上を占めなければならないとしている。社外取締役の任期は最長9年。
 
 資産運用会社も多様性重視の方針を取るようになっており、世界最大の運用会社ブラックロックは、SGXの企業統治要件を満たさない取締役会を持つアジア企業について、非独立取締役の任命に反対することを考慮する、との指針を定めている。
 
 時価別順位では、中堅企業の部で食用油のメワー・インターナショナルが、小規模企業では不動産のホン・ライ・ファットが最高点を得た。

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