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経済

2020年9月14日

シングライフとアビバ現法が合併で合意、最大手に

 総合保険会社のシンガポール・ライフ(シングライフ)と英系アビバ・シンガポールは合併で合意した。グレート・イースタンを抜き国内最大の保険会社になる。
 
 シングライフは保険と積み立てを融合させた口座サービスを提供しており、モバイルサービスに強い。アビバ・シンガポールは150万人の顧客を抱えている。
 
 合併取引は来年1月に完了の予定。新社名はアビバ・シングライフで、当面はシングライフとアビバの両ブランドで事業活動を行う。合併会社の会長にはシングライフのレイ・ファーガソン会長が、副会長には同最高経営責任者(CEO)のドゥオード氏が、CEOにはアビバ・シンガポールのニシト・マジュムダルCEOが就任する。
 
 合併会社に対する既存株主の持ち株比率は、アビバが20%、住友生命が20%、投資会社のTPGが35%。ほかにアフラック・ベンチャーズ、アバディーン・アセット・マネジメントなどが出資している。
 
 ファーガソン氏は声明で「新型コロナウイルス発生と消費行動の変化で、モバイルサービスへの関心が高まっている」とした。
 
 シングライフは2018年、チューリッヒ・ライフ・シンガポールを買収している。

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