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経済

2020年9月10日

上半期の観光客数、7割減の425万人

 マレーシア政府観光局の9月8日発表によると、2020年上半期の外国人観光客数は前年同期比68.2%減の425万2,997人だった。観光収入は69.8%減の125億リンギ(約3,180億円)。新型コロナウイルス流行の影響で大きく落ち込んだ。
 
 1人当たりの支出額は5.3%減の2,956.1リンギ(約7万5,000円)。国別の観光客数は多い順に、◆シンガポール=154万人◆インドネシア=70万人◆中国=40万人◆タイ=35万人◆インド=15万人◆ブルネイ=14万人◆韓国=12万人◆日本=7万3,201人――など。日帰りの訪問者は171万2,140人で、前年同期から64.2%減少した。
 
 政府は年初の時点で、20年通期の目標を観光客数3,000万人、観光収入1,000億リンギ(約2兆5,410億円)としていた。ただ、新型コロナの流行を受けて3月18日に活動制限令(MCO)を発令し、外国人の入国を禁止。6月10日にこれを緩和して国内の経済活動は戻りつつあるものの、依然として外国人の入国を基本的に禁止しており、通年目標の達成は困難な状況にある。
 
 19年の観光客数は前年比1.0%増の2,610万784人、観光収入は2.4%増の861億4,350万リンギ(約2兆1,890億円)だった。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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