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政治

2020年9月8日

参加者250人の会議・展示会を許可へ、いずれ千人規模も

 シンガポールのチャン・チュンシン通産相は9月7日、参加者が最多250人の国際会議、展示会、見本市の開催を10月1日から認めると発表した。現在は最多50人の行事を認めているが、容認数を増やすことで、会議・報奨旅行・展示会(MICE)ビジネスの回復につなげ、いずれ数千人規模の行事も容認する。
 
 参加者最多50人との規制下では米国電気電子学会(IEEE)のコンピューター電磁気学国際会議が8月24~26日、リゾート・ワールド・セントーサで開催された。ウイルス感染予防のためとられた措置は、色分けした紐の使用、時差での会場入場と退場、食事はビュッフェ式ではなく個別方式――など。
 
 シンガポール政府観光局(STB)は、MICE産業はシンガポールの成長に重要な役割を果たしており、ビジネス行事の需要は大いにあるとした。MICE目的で入国する旅行者はレジャー目的の入国者の2倍支出する。
 
 STBと通産省が会議・展示会主催者の開催案を審査し、通産省が許可した行事のみ開催が認められる。試験イベントとして10月下旬、シンガポール国際エネルギー週間会議がマリーナ・ベイ・サンズで開催される。

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