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金融

2020年9月8日

最大手銀行のDBS、米金融誌が「世界最高の銀行」の評価

 シンガポール最大手銀行のDBSは米国の金融月刊誌グローバルファイナンスの最新号で、世界最高の銀行に選ばれた。3年連続の選出だ。発行者で編集長のジョセフ・ジャラプト氏は「コロナウイルス禍にあってデジタル銀行サービス需要の急増に対する用意がある銀行の模範」と評した。
 
 DBSは10年前からデジタル技術・サービスに投資を惜しまず効率向上を図っており、ジャラプト氏は「そうした投資が、経済が不透明な今という時に利益をもたらした」とした。
 
 DBSは昨年、一昨年もほかの金融誌から賞を得ており、ユーロマネーでは昨年、アジアの銀行として初めて世界最高の銀行に選出された。一昨年は英フィナンシャル・タイムズの金融誌バンカーで「グローバル・バンク・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。
 
 ピユシュ・グプタ氏が最高経営責任者(CEO)になってからデジタル化を推進しており、今年3月には外食業者がオンラインで注文を受けることのできるシステムをたった3営業日で構築するという離れ業をやってのけた。これには政府機関のメディア開発庁などが協力した。
 
 DBSはブランド戦略コンサルタントのブランド・ファイナンスからは、シンガポールで最も価値のあるブランドに選ばれている。ブランド価値は84億7.000万米ドル(約9,000億円)。

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