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2020年9月1日

ブギスエリアを大規模開発、「グオコ・ミッドタウン」が2022年完成予定

 ブギスエリアでは新たな開発が進められおり、更なるスタイリッシュな街の装いに変貌を遂げそうだ。グオコ・ミッドタウンは現在ビーチロード地区に新しい複合施設開発を進めており、2022年前半の完成時には200戸の住宅と約7万㎡のオフィススペースが出現する。場所はShaw Towerのすぐ隣に位置し、Tan Quee Lan Streetに拡張され、「公共空間を再定義し、ストリートライフを強化すること」をコンセプトに若者やトレンドのアンテナが高い人々をターゲットにしたライフスタイルの中心地になる予定で、毎日約1万人のオフィスワーカー、住民、訪問者が利用することが想定される。
 

Guoco Midtown

 
 なおこの開発区画は、99年の借地権土地区画として2017年に16億2,000万Sドル(約1,261億円)で売却されており、これは区画率1平方フィートあたり約1,706シンガポールドルに換算される。このプロジェクトは、サウスビーチとデュオエリアの開発に続く、昨今では最新の開発となる。

 
 最近ダイソンの創業者がシンガポールで最も高いタンジョンパガーのグオコタワーのペントハウスを7,380万Sドル(約57億円)で購入したことで話題になったが、グオコミッドタウンも、このグオコタワーと同様、デベロッパーのグオコランドがCBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)で開発する複合施設となる。
 

完成後に注目すべきポイント

Guoco Midtown

周辺エリアへのスムーズなコネクティビティ

 MRTのブギス駅の真上に位置するので、エスプラネード駅、シティホール駅、プロムナード駅の3つのMRT駅まで徒歩圏内で行くことが可能。また、サンテックシティやミレニアウォークなどのショッピングモールまで10分以内で行けるように、地下歩行者道が整備されており、周辺エリアへのアクセスがとてもスムーズなのが魅力の一つ。

オフィスビル内の最先端のファシリティ完備

 グオコ・ミッドタウンにはオフィスの他、ビル内には40mのラッププール、リフレッシュメントエリア、ソーシャルコーナー、フィットネスハブ、100mのジョギングコースなど、最先端の設備が整っており、またミッドタウン・ハブには、ソーシャルビジネスクラブ、5フロアに渡るネットワーキングラウンジ、コンベンション、展示会施設、コワーキングスペース、パーティーやイベントが開催できる会場なども備える予定で、これらの施設は、ミッドタウン・ベイの居住者も利用することができる。

新旧楽しめるミッドタウン・ハウス

 ”Seawater Street”と呼ばれる通りには、公共スペースと低層の店舗スペースや高級レストランなどが並び、公共の活動やイベントが開催できるようなコミュニティスペースも設置される予定。その他、3階建ての歴史的保存建築物である旧ビーチロード警察署を保存し、新たに”ミッドタウン・ハウス”として生まれ変わり、今後は新旧両方の風情を楽しむことができるエリアになる。

居住区のミッドタウン・ベイ

 33階建てのミッドタウン・ベイの219戸のユニットは、1ベッドルーム、2ベッドルームの2種のユニットで構成されており、価格は1ベッドルームが138万Sドル~(約1億円)、2ベッドルームが208万Sドル~(約1億6,000万円)。すべてのユニットにはバスルームの建具、照明、ブラインド、冷蔵庫と洗濯機を含むフルキッチンが完備される予定だが、詳細については今年の後半に発表される予定。
 

Guoco Midtown

 
 グオコ・ミッドタウンの完成後には、ビーチロードエリアに新たな息吹が吹き込まれることになりそうだ。

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