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経済

2020年8月27日

中国・十三生肖が5Gチップ工場、生産拠点を分散化

 中国の集積回路(IC)メーカーである十三生肖(中国)(ゾディアック・チャイナ)は、第5世代(5G)通信機器用チップの工場をマレーシアに建設する。投資額は15億米ドル(約1,593億円)。現在は中国に工場を設けているが、新型コロナウイルスの世界的流行や米中貿易摩擦を受け、生産拠点の分散化が必要と判断した。初の海外工場となる。ザ・スター・オンラインなどが8月24日付で伝えた。
 
 同社はICやサテライト受信システムの設計から製造、試験を手がける。中国には福建省泉州市に工場があり、2018年に稼働を開始した。マレーシアでは同社の第2工場を建設する計画。場所は明らかにしていないが、約200万㎡の土地に建設するとしている。
 
 同社幹部は、初の海外進出先にマレーシアを選んだ理由として、インフラや金融システムが発達し、事業環境が良いためと説明。東南アジアで5Gチップの需要が高まることも考慮に入れたとしている。
 
 十三生肖は、6億米ドル(約637億円)を投じて第6世代(6G)向けのチップ開発も行う計画で、藍山香港(ブルーマウンテン香港)などから資金・技術提供を受けている。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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