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政治

2020年8月26日

NZとブルネイからの入国者、手続きの詳細を当局が発表

 シンガポール民間航空庁(CAAS)は25日、ニュージーランド(NZ)とブルネイからの一般旅客の入国について、条件、手続きの詳細を発表した。
 
 それによると、入国者はウイルス感染者接触アプリ「トレーストゲザー」をシンガポール滞在中、常時稼働させておかなければならず、シンガポール出国後も14日間、アプリを保持し、この間ウイルス検査で陽性反応が出た場合、アプリに蓄積されたデータをシンガポール保健省に通知しなければならない。
 
 両国からの旅客は入国に際し14日間のホテル待機は義務付けられないが、入国時にPCR検査を受け、陰性との通知を受けるまではホテル客室に自らを隔離しなければならない。移動はタクシーなど個人向け輸送手段のみ利用可能。入国前にPCR検査を予約し、代金(300Sドル)も前納することが望ましいという。
 
 NZ、ブルネイからの一般旅客受け入れはチャンギ空港のテコ入れが狙いだが、両国とも国外旅行を規制しており、シンガポール訪問者の急増は見込めない。
 
 NZ政府は国民に海外渡航の自粛を要請しており、渡航した者は帰国の際14日間、政府指定施設での待機を義務付けられる。ブルネイは、医療、裁判、留学目的以外、市民、永住者、長期滞在者の外国訪問を制限している。

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