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政治

2020年8月20日

外国人宿舎のウイルス検査を終了、労働者の86%が職場復帰

 シンガポールの外国人労働者向け寄宿舎(ドーミトリー)において、全居住者の新型コロナウイルスCovid-19検査が終了し安全宣言が出された。人材開発省の発表によると、陽性反応が出た労働者も全員が待機・隔離期間を終え、あるいは健康状態に応じ政府施設に移された。これで、建設、海洋、プロセス(石油・石油化学・薬品)業に従事する外国人労働者の86%に当たる33万3,000人が職場復帰を認められた。
 
 人材省は今後、ドーミトリーに住む外国人労働者に対し2週間に1回の頻度でPCR検査を行い、陽性反応が出た者、感染者と濃厚な接触があった者は職場復帰を取り消す。濃厚接触者には14日間、隔離施設での待機を義務付ける。
 
 感染者との接触を追跡するアプリ「トレーストゲザー」を携帯電話から削除した者、検査を回避した者も職場復帰を取り消す。
 
 ドーミトリーにおける感染の第2波を予防するため人材省は、就労する産業部門が同じ労働者を同一の居住区に住まわせる。

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