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2020年8月19日

ワイルドライフ・リザーブス、動物保護支援プログラムを一般向けに開始

ワイルドライフ・リザーブス・シンガポール
動物保護支援プログラム「Adopt an Animal」を一般向けに開始

 ワイルドライフ・リザーブス・シンガポールは、野生動物への関心や支援を共有できるプログラムとして、今月、新たに「Adopt an Animal」プログラムを正式に開始した。このプログラムでは、支援先としてスマトラのオランウータンの「Ah Meng」、マレーのヒグマ「Matahari」、アフリカペンギンの「Ben & Bella」など9種類の動物の中からそれぞれ選ぶことができ、寄付金は、200Sドル、800Sドル、1,500Sドルの3段階から選ぶことができる。
 

Wildlife Reserves Singapore
Wildlife Reserves Singapore

 

 支援者には、シンガポール動物園の無料入場券、入場券の割引券、オンライン証明書、ワイルドライフ・リザーブス・シンガポールのイベントや内覧会への招待状などが贈られ、一番高額な1500Sドルの支援者には「野生動物大使」として、フレンズ・オブ・シンガポール動物園の会員証や動物のぬいぐるみの交換券、動物園のアドパターズ・ウォールへの掲載などの特典が付与されるとのこと。現在ではすでに200人近くの個人スポンサーがいるようだ。

 

Wildlife Reserves Singapore
Wildlife Reserves Singapore

 

 なお、ワイルドライフ・リザーブス・シンガポールのパートナーシップ開発担当シニアディレクターであるイザベル・チェン氏によると、このプログラムは、以前より来場者の人々から「野生動物のために何かできることはないか、動物に対し世界中で行われている保護活動の様な有意義な貢献ができないか」などの声があったことがきっかけで導入されたものだという。
 
 「Adopt an Animal」にて集められた資金は、動物の世話に貢献するための全体的な資源プールに使われる予定で、栄養価の高い食事の提供や医療機器の購入、動物の生息地の維持管理などが含まれるとのこと。その他ワイルドライフ・リザーブス・シンガポール全体の研究や教育プログラム、シンガポールや地域の絶滅危惧種を保護するための保護プロジェクトの支援金として活用される予定だ。
 
 現在シンガポールではCOVID-19の影響により野生の猿やカワウソなどが住宅地域に出没しており、特にカワウソ家族の団体の出没はファンたちによりSNSで拡散されて注目を浴びている。また、最近ではスンガイブロー湿地保護区やマクリッチ貯水池やウビン島のチェックジャワなど、自然・動物保護区へハイキングに行く島民が増えており、動物保護に対する島民の関心も徐々に高まってきているようだ。

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